伝統と経験に裏づけられた最高の技術によって、原石から得られる輝きを最大限に引き出す
プロポーション。それは、伝統的にヨーロッパで好まれている“ブリリアンス”と呼ばれる白く上品な
光を放つカットです。
カットの最終仕上げのポリッシュには、きめの細かいダイヤモンドパウダーで、何度も丁寧に磨き
上げる“ダブルポリッシュ”を施しています。ダイヤモンドの表面が鏡のように平らに仕上がり、
表面で反射する光、また正しくダイヤモンドの内部に入って戻ってくる光の量を最大にします。
熟練したクラフトマンによるていねいな加工技術により、ロイヤルアッシャーダイヤモンドはジュエリー
として完成されます。ダイヤモンドをセッティングする爪のおさえ方にも細心の注意をはらい、リングの
仕上げでは表面はもちろん、内側も丹念に磨き上げることにより最高の付けごこちを追求しています。
原石
輝きの始まりは原石選びから
カット
カッティングポリーシーは“ブリイリアンス”
ポリッシュ(研磨)
輝きの秘密は“ダブルポリッシュ”
仕上げ技術
クラウンマークの刻印は最高の技術の証し
1854年 | アイザック・ジョセフ・アッシャーにより、オランダ・アムステルダムで創業 |
1902年 | 革新的なスクエアカット“アッシャーカット”を開発 |
1903年 | 当時世界最大だった995カラットのダイヤモンド原石“エクセルシオー”のカットに成功 |
1907年 | 南アフリカで発見された、史上最大3,106カラットのダイヤモンド原石“カリナン”のカットを英国国王エドワードVII世より委ねられ、翌年そのカットに成功する。 その中で最大の“カリナン I 世”(530.20カラット)は英国王室の王笏に2番目に大きな“カリナン II 世”(317.40カラット)は王冠に飾られ今もなお燦然とした輝きを放ち、多くの人々を魅了しています。 |
1980年 | オランダのユリアナ女王陛下より“ロイヤル”の称号を授けられる |
2000年 | ロイヤルアッシャーカットを完成させる。 |
2004年 | 創業150周年を迎える。 |
「カリナン」のカッティング50周年目に、アッシャー社を訪問された英国女王エリザベス II
世はカリナンIII世とIV世を飾った「グラニーズチップス」と呼ばれるブローチを着けておられました。50年前にバッキンガム宮殿で謁見したルイス・アッシャーの目が殆ど見えない事に気付かれ、ブローチを外し、彼の手に優しく触れさせたといいます。
「カリナン」を通して生まれた心温まるエピソードは、今も大切に受け継がれています。
ロイヤルアッシャー社には“ゴールデンブック”と呼ばれる来客者名簿が保管されています。そこには昭和天皇・エリザベス女王を始め世界の王室・皇室・各国首脳の署名が連ねられています。
“ゴールデンブック”はロイヤルアッシャー社の歴史を物語る輝かしい記録でもあります。